【ホタテ漁師に学ぶ】殻付きホタテをむいて貝柱にする方法とやみつきレシピをご紹介

Writer:おむ

2023/10/10

今国際情勢により揺れているホタテ市場。メディアで目にする機会が多くなり、殻付きのホタテをもらったり、購入した方がいらっしゃるのではないでしょうか。ホタテの開け方やレシピを知らないと、美味しく食べられる部分まで捨ててしまっているかもしれません。

私自身ホタテが大好きで、殻付きのホタテを年に10回以上は購入しています!今回は知り合いのホタテ漁師に殻のむき方やレシピを取材したので、その内容をご紹介しますね。

ホタテは貝柱の他にどの部分を食べられる?むき方も紹介

殻付きのホタテは見た目が豪華で気分が上がりますよね。しかし、「貝がしっかりしまっていて、あけられない…」「ホタテは貝柱の他に食べられる部分はあるのか」など悩みは尽きません…。ホタテ漁師に聞いたホタテのあけ方や食べられる部分をご紹介します!

ホタテの開け方

ホタテをあけるには、「貝むきヘラ」を使うのがオススメです。通販サイトでも売っているので、ホタテが大好物の方は家に1つあっても良いでしょう。ヘラがない方は、バターナイフなど尖っていないアイテムを使ってあけます(包丁を使うと手を怪我をする可能性が高いです)。

ホタテの殻は鋭利なので手袋を着用すると安全ですよ。ホタテをあける際は、ヘラやバターナイフを平らな方の貝殻に沿わせてて身を貝殻から剥がすようにします。

ホタテに食べられない部分はない!?

ホタテの貝殻の中身で食べられない部分は「ない」です!しかし、黒い部分(ウロ)だけはあまりオススメしません。ホタテの内臓部分で、不要なものや若干のカドミウムが入っていると言われています。

貝柱はお寿司屋さんなどでも見かける良質なタンパク質部分。ホタテのヒモ(ミミ)はコリコリした食感が美味しいですよ。生殖器(卵や精巣)は柔らかい食感が好きな方にオススメで、煮付けにするのがホタテ漁師直伝の食べ方です。

殻から外すと中身が全部くっついてきますが、ヒモを貝柱から剥がすようにすると貝柱だけが残ります。

【難易度別】ホタテを120%美味しくいただくレシピや食べ方3選

鮮度が良い殻付きのホタテであれば、刺身で食べる方が多いでしょう。刺身で食べても余った場合や刺身が飽きた方は、是非調理をして美味しく食べてみてくださいね。

【難易度★☆☆】オーブンで殻ごとバター焼き

殻付きホタテの醍醐味といえば、殻ごと加熱するバター焼き。炭火を使う季節ではなくてもオーブンやトースターで簡単に殻ごとバター焼きが作れちゃいます!加熱すると貝は自然に開くので、ヘラを持っていない方向けのホタテの食べ方です。

ホタテを鉄板や網にのせ、そのまま10分ほど加熱します。貝が自然に開いたら上の殻だけを昔の携帯電話を逆パカするように取り去り、醤油とバターをのせて完成です。

【難易度★★☆】ホタテカレーやシチュー

ホタテをむいて貝柱だけに加工できたら、カレーやシチューの具材として入れてみましょう。煮込むことでホタテの出汁がかなり出て、いつも食べているカレーやシチューとは思えないコクのある美味しさになります。

【難易度★★★】ホタテのフライ

サクサク食感の中にふわっとしたホタテの貝柱が贅沢な味わいを出すホタテフライ。貝柱まで加工ができ、揚げ物が苦ではなければ是非作って食べて欲しいホタテのレシピです。

①貝柱に小麦粉をまぶし、塩胡椒を振る

②貝柱を卵にくぐらせ、パン粉をつける

③180度の油できつね色になるまで揚げる
 

年に5回はホタテのフライを作っていますが、美味しく作るコツは「火力」だと思います。火力が強すぎると衣は焦げて、中は生ホタテとなってしまいます。揚げるときの「ジュワジュワ」という油の音が激しくなりすぎないように注意すると、中まで火が通った絶品のホタテフライが出来上がりますよ。

【番外編】ホタテのヒモ酢

貝柱だけを調理した後に残るのがホタテのヒモ。コリコリした食感が好きという方も多いでしょう。醤油、酢、砂糖を大さじ1ずつホタテのヒモと混ぜ合わせると、牡蠣酢ならぬ「ホタテのヒモ酢」が出来上がります。牡蠣酢が好きで、ホタテヒモの食感が好きな方にオススメの逸品です。

まとめ

ホタテ漁師に聞いたホタテのむき方とレシピをご紹介しました。これで殻付きのホタテが手に入った時は、ホタテの美味しさを存分に味わえますね。是非ホタテをいろいろな食べ方をして、お気に入りのレシピを見つけてください。
 

ライター

おむ

マカロンとソーダフロートが大好き。趣味はファンタジー系の映画鑑賞・ミステリー作品の読書です。