絵画企画展「ゴッホ」 数多くの絵画を鑑賞しに

Writer:はるを

2023/11/29

東京西新宿にある「SOMPO美術館」へ、10月17日より開催された企画展「ゴッホと静物画」を鑑賞に行ってきました。

SOMPO美術館は以前、損保ジャパンの本社ビルの高層階42Fにありましたが、2020年7月、同ビル敷地内にリニューアル移転をしました。

この「ゴッホ展」美術館リニューアルオープンの記念企画展として開催の予定でしたが、コロナ全盛期のため開催が延期。

今年秋にようやく開催の運びとなったそうです。

 

「どんな絵が展示されているのかな?」と、楽しみに展示室へ向かいました。

絵画の写真撮影が可能でしたので、一部をご紹介いたします。

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「野牡丹とばらのある静物」

ひと目見た時に「絵具の厚塗りとゴッホらしい筆の塗り跡がない!」と、思いました。が、よく見ると、ゴッホの特徴が、確かにありました。

赤色が人目を惹く、美しい絵でした。

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「野菜と果物のある静物」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「水差し・皿・柑橘類のある静物」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「靴」

ゴッホは靴の絵が7点あるそうです。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「三冊の小説」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「アイリス」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 油彩画「ひまわり」

 

SOMPO美術館は、この「ひまわり」の絵を持っている美術館で有名です。

常設展では、普通に「ひまわり」を鑑賞することができます。

大きなガラス張りのケースの中に展示されていますが、ものすごいインパクトがあります。

初めて観た時は、圧倒されました。

「このひまわり生きてる・・・」と。

 

今回の展覧会では、頑丈なガラス張りのケースからは出されていました。

左隣には「アイリス」が並べられた絵は、どちらもかなり大きなカンヴァスに描かれています。

大勢の鑑賞者が、一番の見どころである「ひまわりとアイリス」の前で、足を止めて見入っていました。

 

ゴッホの他に、ルノワール・ピサロ・セザンヌなど名が知られている画家の作品も多く展示され、かなり見どころのある展覧会と感じました。

作品の内容を紹介する音声ガイドを耳にしている方も沢山見かけました。(音声ガイド機器は貸し出しです。)

 

日本の美術館は、海外の美術館と比較すると「堅苦しい」と、言われています。

海外は館内の床に座ったり、画材道具を持ち込んで模写ができたり…と、高い自由度です。

一方、日本は「展示室では大きな声を出さない」「スマホ通話は禁止」「床に座ることは厳禁」「模写は一切禁止」「筆記具は備え付けの鉛筆のみ」「飲食物持ち込み禁止」「許可がない限り撮影は禁止」「床のセフティーゾーンより前には入ってはいけない」など、注意事項が沢山あります。

なので、展示室は沢山の鑑賞者がいるけれど、とても静かで落ち着いています。

至る所にガードマンと学芸員の方がスタンバイして展示室内の様子を見回っています。

大きな袋をガサガサしながら持ち歩いていると、学芸員の方に呼び止められもします。

美術館入場時に、手荷物検査をする美術館も沢山あります。このSOMPO美術館も、手荷物検査がちゃんとありました。

大きなバッグや荷物は、ロッカーに預けてから展示室に入ることが望ましいです。

事故なく安心安全に絵を鑑賞できるのは、日本独特の美術館スタイルがあるから。と、感じています。

 

久しぶりの絵画企画展。

期間中にもう一度足を運び、また、違う角度から鑑賞してみようかなと思っています。

 

「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」

SOMPO美術館

開催期間 

2023・10・17~2024・1.21 

(日時指定予約優先)

https://gogh2023.exhn.jp/?yclid=YSS.1001306262.EAIaIQobChMI0K_G29O9ggMVhhlgCh0YhA1DEAAYASAAEgIQvvD_BwE

 

ライター

はるを

趣味 ウォーキング・絵画鑑賞・絵を描くこと。北アルプス穂高連峰の中にある「涸沢カール」への山行が目標!!