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【ヘルシー】メキシコのお酒「メスカル」ってどんなお酒?
メスカルってどんなお酒?
アガベ(竜舌蘭)を主原料とするメキシコ特産の蒸留酒で、テキーラの母とも呼ばれるお酒です。
テキーラとの違いは、主に原材料です。
テキーラは「アガベ・アスール」というアガベのみを原材料としているのに対して、メスカルは「アガベ・アスール」を含め数十種類のアガベの使用が認められています。これにより、土地や生産者ごとに様々な特徴のあるメスカルが楽しめるのが特徴です。
また、アガベの主成分の約85%が果糖であるため、血糖値が上がりくく、ヘルシーなお酒として健康志向の大人から近年大注目されているお酒のひとつです。
メスカルは蒸留酒なので、蒸留することには変わりないのですが、メスカル特有の製法として、原材料であるアガベを蒸し焼きにしてスモーキーな風味を加えることが挙げられます。
また、種類によってはビンの中にグサーノと呼ばれる芋虫やチリ(唐辛子)をお酒と一緒に入れたものもあり、味わいや見た目がテキーラよりも幅広く、メスカルと一言でいっても出会ったボトルごとに全く異なる味わいを楽しむことができるお酒といえます。
アガベってなに?
メキシコが原産ということもあり、サボテンを想像される方が多いのですが、見た目はどちらかというとトゲトゲしたアロエを想像してもらうといいかもしれません。
原料として使える大きさまで育つのに少なくとも5〜7年はかかるといわれ、自生するアガベの中には育つのに30年ほどかかる大器晩成型もあるそうです。
メスカルでは「エスパディン・アガベ」という品種が原料として多く使われており、こちらも育つまでには8年くらいの歳月がかかるのだそう。
アガベの中心部分である「ピニャ」を熱して、糖分を取り、メスカルやテキーラ、アガベシロップなどに加工されます。
メスカルの楽しみ方
概要をおさえたところで、メスカルの楽しみ方についてご紹介します。
元バーテンダーの筆者としては、やはりまずは「ストレート」でお楽しみいただきたい!
テキーラというと、飲み口の小さなショットグラスでクイっと一口で飲むスタイルを思い浮かべる方が多いかと思います。
この楽しみ方ももちろん否定はしませんが、メスカルは度数は40度近くあり、ウイスキーやワイン同様に一定の時間をかけてゆっくりと丁寧に作られたお酒ですので、時間の流れを感じながら楽しむのも一興かと思います。
いやいや、ストレートはちょっとハードルが高いよ、という方にはカクテルのオーダーもおすすめです。テキーラベースのカクテルをメスカルに変えるだけでも味の変化をお楽しみいただけるでしょう。
筆者のおすすめは王道マルガリータやテキーラサンライズ。特にテキーラサンライズはオレンジジュースの量を調整することで度数の調整もできるのでお酒が苦手な方にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ヘルシーで近年大注目の蒸留酒「メスカル」は、テキーラに苦手意識のある方でも挑戦しやすいお酒です。筆者はメスカルに出会ってからテキーラも大好きなお酒のひとつになりました。
スモーキーな味わいが好みの方にはきっとハマるはず。
みなさんもバーを訪れた際にはメスカルをオーダーしてみてくださいね。
ライター
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ウイスキーラヴァーな元バーテンダー。