【沼】クセになる!アイラウイスキーの魅力【銀座】

Writer:am

2024/11/29

みなさん、こんにちは。

今回は、元バーテンダーの筆者が愛してやまない、アイラウイスキーについてご紹介します。

 

アイラウイスキーってなに?

 

アイラウイスキーとは、スコットランドのアイラ島で生産されているシングルモルトウイスキーの総称です。

別名で「スコッチウイスキーの聖地」とも呼ばれるその島は、日本の淡路島ほどのサイズで、スコッチウイスキーを代表する名だたる蒸溜所がひしめき合っています。

銀座で味わうなら、お酒の分類としてはウイスキーなのですが、居酒屋さんで飲める銘柄というよりは、オーセンティックなバーに揃っているイメージです。

ぜひこの記事を読んで、気になった方はバーテンダーさんに聞いてみてくださいね。

 

アイラウイスキー=スモーキー

 

アイラウイスキーの特徴で、「スモーキー」というキーワードは欠かせません。

ウイスキーのスモーキーさは、「ピート」という泥炭を焚いて、モルトに香りをつけることで生まれます。このスモーキーな香りを「ピート香」と呼びます。

 

アイラ島は、そんなスモーキーな味わいを作るために欠かせない「ピート(泥炭)」が豊富にあるのです。

また、島にある蒸溜所のほとんどが海沿いにあるため、潮風のニュアンスも感じられることがアイラウイスキーの大きな特徴です。

 

スモーキーさを表すフェノール値

 

麦芽に香りをつけた時のピートの強さを「フェノール値(単位:ppm)」と呼ばれる値で測ることができるのもアイラウイスキーの面白さのひとつです。

 

フェノール値は大まかに以下の4分類に分けられます。

0ppmノンピーテッド(なし)
〜10ppmライトピーテッド(弱め)
〜25ppmミディアムピーテッド(中間)
40ppm〜ヘヴィーピーテッド(強め)

 

フェノール値が高い=飲んだ時に感じられるピート香が強いというわけではないのですが、ウイスキーを選ぶときの参考のひとつになるかなと思います。

 

筆者おすすめ!銘柄3選

 

アードベッグ10年

筆者がアイラウイスキーの中で1番好きな銘柄です。

フェノール値は55ppmと高い部類ですが、強烈なスモークさの中にダークチョコレートのような甘味が感じられるのが特徴です。

ソーダで割っても美味しく、ロックももちろん美味い!

 

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

珍しいノンピートのアイラウイスキー。

ノンピートとはいえ、潮風が爽やかに香ってアイラウイスキーらしい味わいは残しつつ、軽やかな味わいが特徴です。

ソーダでキリッとさせるのがおすすめです。

 

キルホーマン マデイラカスク

キルホーマン蒸溜所はアイラ島で1番新しい蒸溜所です。

フェノール値50ppmと高めの数値ですが、マデイラカスクでの熟成で、樽の影響が色濃い1本。

キャラメルやナッツのニュアンスにスモーキーさも感じられて、他にはない特徴的な味わいです。

中々見かけないので、出会したら確実に飲んでしまいます。

 

いかがでしたか?

アイラウイスキーは、一般的にはウイスキーの中でも特にとっつきにくい部類に入ります。

ただ、慣れてしまえば、とんでもなく深い世界があなたを待っています。

ぜひ、あなたのお気に入りの1本を探してみてくださいね。

ライター

am

ウイスキーラヴァーな元バーテンダー。