紅葉見ごろの上高地 自然が織りなす色は美しい

Writer:はるを

2023/11/29

10月下旬、紅葉の見ごろを迎えた長野県上高地へ行ってきました。

午前3:30頃出発。

上高地に向けて、一路、高速を走行です。

 

通年マイカー規制のため、乗り入れ最終地点の沢渡駐車場に車を置き、シャトルバスに乗り換えて最初の目的地「大正池」に午前6:50着。

この時間でも充分に早朝ですが、紅葉シーズンなので人は多かったです。

当初、午前5時代の大正池到着を予定していましたが、日が昇らないと、どこもかしこも漆黒の闇。クマとすれ違っても全く分からない状態なので、日が昇ってからの散策にしました。

標高1500メートル。気温1℃。時折、雪がちらついていました。

かなり寒い中での散策でしたが、感動の中で写した数えきれない写真と動画を宝物として持ち帰って来ました。

 

見ごろの紅葉をお楽しみください。

 

この時間の大正池は鳥の声も聞こえず、とても静かでした。

風が無かったので、遠方の穂高連峰が綺麗に水面に映し出されていました。

まるで鏡のよう。神秘的な姿に感動です。

 

「焼岳と裸木の白樺」

 

上高地は、一人で訪れる人が多いんですよ。皆、思い思いにのんびりと散策しています。

散策路は、このように木道で整えられている箇所も多いです。

 

「梓川」も夏場と比べると、かなり水量が減りました。

 

「色づいたカラマツ並木と梓川」

朝日に輝くカラマツを初めて目にしました。

「散策路」

川は水量が減ったことにより、川幅が夏場より狭まりました。でも、流れには勢いがあり川音もかなり大きいです。

そして、いつ見ても川水は透明で綺麗。さすが「梓川」

 

至るところに「クマ注意!!」の看板があるので、クマ鈴をリュックに付けて紅葉を楽しみながら歩きます。

ピリッとした冷たい空気の中に、クマ鈴の音色が心地よく響きます。

 

 

「焼岳を眺める」

 

「上高地シンボルの河童橋と雪の穂高連峰」

 

「河童橋の張り巡らされたワイヤー」

 

「河童橋上から仰ぐ穂高連峰」

 

シンボルの河童橋からさらに40~50分歩くと、「明神池」と呼ばれる池があります。

池付近の散策路に大きな鳥居が構えられ、その鳥居が明神池の入り口になります。

池は「一ノ池」「二ノ池」「三ノ池」とあり、一ノ池には神事に使う赤い小舟が二艘、奉られた祠のすぐそばに静かに置かれています。

この池が非常に神秘的で、絶大なファンも沢山います。

この「明神池」の様子も、近いうちにご紹介したいと思っています。

 

この上高地も、いよいよ11月15日で閉山をします。

厳冬期は吹雪くと河童橋も殆ど見えず、穂高連峰も連日雪雲に覆われ、姿を見ることはほぼ皆無な状態になります。

15日以降は、シャトルバスが走る国道の門も閉ざされます。

15日は河童橋の横で、神官の方々と上高地にかかわる方々による「シーズン中の無事故のお礼」のための閉山式が厳粛に執り行われます。

この閉山式を観光に来る方々も沢山いるので、当日は、かなりの賑わいになるんですよ。

 

いつの季節でも、上高地は変わらない美しさで、私たちを迎えてくれます。

機会があったら、是非、シーズン中の上高地を訪ねてみて下さい。

 

2024年4月の開山まで深い眠りに入る上高地。

おやすみなさい。

また、来シーズンに会いましょう。

ライター

はるを

趣味 ウォーキング・絵画鑑賞・絵を描くこと。北アルプス穂高連峰の中にある「涸沢カール」への山行が目標!!