FASHION
国内最大級の国際的アート見本市「アートフェア東京」ストリートカルチャー溢れるアーティストを紹介!!
日本最大級のアートフェアである本展は、「多様性(Diversity)」という世界のアートマーケットのトレンドを体験する場となっています。そのなかで、日本のアートマーケットが継続性を保持しながら、いかに「変動(change)」をしていくか、が今年のテーマとなっています。
会場で注目を集めていた作家・ギャラリーをいくつかご紹介させていただきたいと思います。
1. 株式会社 そごう・西武(東京都・宇田川町)
2. GALLERY TARGET(東京都・神宮前)
3. GALLERY TOMO(京都府・下御霊前町)
1. 株式会社 そごう・西武(東京都・宇田川町)
国内外の現代アートの企画展示や販売を強化しており、伝統芸術や有名アーティストではなく、自ら時代性のある若手アーティストを発掘起用しています。特に渋谷という地域性を踏まえて、ストリートカルチャー溢れるアーティストを紹介し続けています。
紹介するのは山口歴氏の作品です。「ブラシストローク(筆致)」にフォーカスしており、「カットアンドペースト」と呼ばれる技法で見事な色彩が表現されています。作品の肌はアクリル絵の具の厚塗りにエポキシ樹脂でコーティングが施されています。視界に飛び込んできた瞬間に、そのエネルギッシュさで気持ちが上がります。
レーザーカットされたブラシストロークの板を再構築した作品群。Horizon(自分の経験した視野、領域)をSplit(分裂、破壊)することによって新しいものが生まれるイメージが込められているそう。
株式会社 そごう・西武
東京都渋谷区宇田川町21-1 B館8階 美術画廊
HPはこちら→株式会社 そごう・西武
2. GALLERY TARGET(東京都・神宮前)
ギャラリーターゲットでは国内外の現代美術作家の作品を中心に、企画展や外部イベントを行っています。
会場では多くのレジン作品がズラッと並べられています。こちらはDUGUDAGII氏(ドゥグダギ)の草花に見出したグロテスクな美しさを表現したシリーズです。彼の表現が入ることで、植物の葉脈が人間の血管に見えたり、花の一部が臓器に見えたりと、不思議な魅力を感じることができます。
GALLERY TARGET
東京都渋谷区神宮前 2-32-10
HPはこちら→GALLERY TARGET
3. GALLERY TOMO(京都府・下御霊前町)
海外の提携ギャラリーと相互に現代美術資産を交換するなど、展覧会を通じて新しい作品の供給先をしています。
こちらの鮮やかな作品は近藤大祐氏のものです。主に日常で出会った風景、気になった空間をモチーフにし、風景を描く中で記憶や感情といった人間特有の要素を「色彩」というエネルギーに変換して制作している作風です。人の複雑な内面の感情が互いに響き合うようなイメージを感じることができます。
GALLERY TOMO
京都府京都市下御霊前町633 青山ビル1F GALLERY TOMO
HPはこちら→GALLERY TOMO
会場では、本記事では紹介し切れない作家・ギャラリーが多数ありましたので、引き続き紹介できればと思っております。
「アートフェア東京2023」開催概要
会期:2023年3月10日(金)から3月12日(日)まで
時間:3月10日(金) 11:00 - 19:00
3月11日(土) 11:00 - 19:00
3月12日(日) 11:00 - 16:00
会場:東京国際フォーラム ホールE / ロビーギャラリー
入場料: 前売券 4,000円 / 当日券 5,000円
ライター
CHAOLATE
旅を通して感じる”文化、風景、味覚、香り、音、質感”を伝えられたらと思い始めました。
非日常をみんなで共有しましょう。
【好きなもの】旅行、飛行機、宇宙、SF