国立西洋美術館常設展 沢山の絵画を観て楽しむ

Writer:はるを

2024/04/01

2回に渡り国立西洋美術館常設展の内容を簡単にご紹介してきました。今回はその続きとなります。

それでは、行ってみましょう!

 

1階は2階の展示室よりも天井が低く開放的な感じはありません。絵と絵の間も狭まっていると思いますし、大きな額装の作品もありますが、比較的小さめな作品が多いと思います。展示数もかなりあり見応えたっぷり。右に左に・・・と移動しながらの鑑賞です。

 

「ポール セザンヌ」 

セザンヌファンも多いですよね。簡単にサッと描かれているように見えますが、色も細かく塗り分けられ、また、川の水の描写も手が込んでいます。模写となると、タッチや色具合を引き出すのはハードルが高そうです。

 

「ピエール=オーギュスト ルノワール」 

ルノワールの描く女性は、肌の色・眼差し・雰囲気など、女性をもっとも綺麗に表現し、また、優しい雰囲気が溢れ出ていると思います。

 

「カミュー ピサロ」

最初、水彩画?と思ったほどに、油彩絵具特有のゴテゴテがなく、サラッとしている絵です。個人的に「ピサロはタッチが軽い!」と、思っています。

 

「ジョバンニ セガンティーノ」 

この絵画は大きな額装で迫力があります。タイトルは「羊の剪毛」 刈った毛のモフモフ感、刈られている羊の表情、柵の向こうの羊達の様子や遠景の木々、どこを見ても丁寧に描かれている・・・と、思います。

 

「ラウル デュフィ」 

近代画家デュフィは、オーケストラをモデルにした作品が他にもあります。この作品にも多くの楽団員がいます。額も絵もお洒落ですね。

 

西洋美術館の常設展は撮影可能な作品が多いです。来場者は好みの絵画を写したり、じっくりと絵を眺めながら作品を鑑賞しているようです。展示室の広い空間にはソファと図録も置かれてます。

企画展のように鑑賞者で溢れて絵が見えない!!そんな状況ではなく、静かで落ち着いた展示室です。

 

ぜひ、一度、訪れてみてください。

 

ライター

はるを

趣味 ウォーキング・絵画鑑賞・絵を描くこと。北アルプス穂高連峰の中にある「涸沢カール」への山行が目標!!