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画家の見た世界を感じて 国立西洋美術館
東京上野にある「国立西洋美術館」
コロナ禍で長い間行くことが出来ませんでしたが、「常設展」へ行ってきました。3年ぶりに行くので、嬉しくて足取りも軽やかに向かいました。
「常設展」とは言え、絵画やブロンズ像などが沢山展示されているので、その数に驚きます。
これから、鑑賞したお気に入りの絵画を一部ご紹介していきます。
目の保養にご覧ください。
1F常設展入り口の自動ドアをくぐり、長い緩やかなスロープ上を歩き2Fの展示室へ。
そこは、必要以外の話し声や物音のない、美術館独特の雰囲気が漂う中、来館者は思い思いに絵を鑑賞しています。
「画家が見た世界は、どのような色彩を放ち、また、どのような思いを持ちながら描いたのか?」そんなことを考えながら、私は、絵と向き合い鑑賞して行きます。
館内は照明の光度を下げている為、ほんのりと薄暗い状態です。なので、ブロンズ像は、観る角度によって表情が変わります。
14~16世紀の絵画が展示されている最初のエリアを過ぎると、17世紀の絵画展示エリアに入ります。
コルネリス・ド・ヘーム 果物籠のある静物 油彩
葡萄や他の果物のみずみずしさ・布の質感がリアルに描かれていて、いつも、この絵の前では足が止まります。いつ鑑賞しても素晴らしく、見入ってしまいます。
イサーク・ファン・オスターデ 「宿屋の前の旅人たち」油彩
この絵画もお気に入りです。
初めて観た時に「ビビッ」と来て、感銘を受けた事を覚えています。
人々や馬の描写が細かく描かれ、また、活き活きとしています。今にも動き出しそうな雰囲気に私は魅了されます。
数々の展示を鑑賞しながら歩を進め、新館へ入って行きます。
新館は、19~20世紀の絵画が展示されています。
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー 「ナポリの浜の思い出」油彩
19世紀のフランスの画家の作品です。
私は、コローの大ファンなので「この絵画に会いたくて常設展に足を運んでいる」と、言っても過言ではありません。
縦が175cmの大きなカンヴァスからは、絵具の使い方・色合い・筆遣い・描き方etc・・・ コローの世界を堪能できます。
コローは「イタリアに何度か写生旅行をしているので、その時の記憶を元に絵を描いている。」と、言われています。
「コローの目に映った世界は、どんな世界だったのだろう?」と、この絵画を観るたびに、そう思います。
当時のイタリアの女性の衣服の様子が、よくわかりますね。
20世紀の展示には、日本で人気のある「モネ」「ルノアール」の絵画も展示されています。モネの睡蓮はカンヴァスがとても大きいので、見応えがありますよ。
この続きはまた後ほど、ご紹介できたらいいな・・・って、思っています。
私は来月も常設展へ行って、鑑賞を楽しもうと思っています。
ライター
はるを
趣味 ウォーキング・絵画鑑賞・絵を描くこと。北アルプス穂高連峰の中にある「涸沢カール」への山行が目標!!